第2回 浜松ハッカソン(ハマッカソン2) 開催レポート

12月4日の土曜日にエアーズの入居するインキュベーション施設の ハイキューブ で、「第2回 浜松ウェブAPIハッカソン」をおこない、開発メンバーと見学者あわせて計25名の方にご参加いただきました。

今回のテーマ

今回のハッカソンでは3チームが、メインテーマである「モバイル」に沿って実際に動くプログラムを当日の10:00から17:00にかけておこない、最後に成果発表と参加者・見学者全員による投票をおこないました。以下、上位順にチーム別の発表内容と感想です。

1位: Androidチーム – 「自宅から離れたら勝手にマナーモード」「ケモノカメラ」「ワンセグでTwitter」


Androidチームのプレゼン中

投票の結果iPhoneチームと同数票となり、歴史的な同点決勝(後述)によって一位になったのは @amay077 さん、 @kiwofusi さん、 @w1mvy さん、 @natsumesou さんと私 @mackato のAndroidチームでした。@amay077さんと@mackato以外は静岡大学の学生さんです。

今回のハマッカソンでは、チームのメンバーで同じものを作っても、各メンバーで別々のものをつくっても良いルールで、Androidチームは各自別々のものを作って3人が発表しました。

まずAndroidチームのトップバッターとして発表し、今回のハマッカソンで一番感心を集めていたであろうのが@amay077さんの「自宅から離れたら勝手にマナーモード」です。GeoHexという地図上に表示された六角形の領域を使って、あらかじめマナーモードにしたいエリアを設定しておくと、そこに入った時に自動的にマナーモードになるというアプリです。

家や会社でAndroidケータイのマナーモードをいちいち切り替えるのがメンドクサイというご自身のニーズから作ったアプリということで実用性があるうえに、実際の人間の代わりに地図上を移動するプログラムを用意して、それがマナーエリアに入ってきたらそれまで流れていたラジオを止めるというデモもバッチリで、会場から感嘆のため息がもれてました。


あらかじめエリアを設定しておくと…


ラジオを流しておいても、あとでエリアに入ったときに音声が消えます。

発表後の質疑応答では、「今日だけで全部作ったんですか?」などAndroidチームの中ではこのアプリに質問が集中していましたね。

@amay077さんのあとでは学生さんも発表しづらいだろうということで、続いて私が作った「ケモノカメラ」を発表しました。「ケモノカメラ」はAndroidの音声認識とカメラを使ったネタアプリで、実用性はありませんが笑いはとれたので本人的には狙い通りです。

「ケモノになれ!」ボタンを押して音声認識APIを起動し、「ワン」とか「モー」とか動物の鳴きまねをするとカメラに写っている人の上に犬や牛の写真が顔抜きオーバーレイで表示され、「お前は犬だ!」などと罵倒されます。ちなみに「ニャー」は激ムズで、認識されずに「お前は人間だ!」となかなかケモノ扱いしてもらえません。


モーと叫ぶと…


カメラに写った助手のT君が牛になりました。

Androidチームの最後に、学生代表として@kiwofusiさんが「ワンセグでTwitter」を発表しました。ワンセグ画面の上にTwitterのタイムラインをオーバーレイ表示するアプリで、発表の時はTwitterの後ろでワンセグが動くところまでは行かなかったようですが、Twitterの検索APIを使って取得したツイートをオーバーレイ表示するところまでは出来ていました。完成したらニコ動みたいな感じで色々と使い道はありそうです。


ワンセグの画面のうえにツイートが表示されています。

@w1mvyさんと、@natsumesouさんは加速度センサーをつかったアプリを作っていたみたいですが、残念ながら発表できるところまではいかなかったようです。@amay077さんと私の大人二人は面目が立ってホッとしたので、「大人力を魅せつけた」とか「大人は納期を守る」とか好き勝手なことをほざいてあげました。若者よ、次回ガンバレ!

2位: iPhoneチーム – 「通信対戦型の時限爆弾アプリ」


iPhoneチームプレゼン中

投票の結果Androidチームと同数票となり、歴史的な同点決勝(後述)によって惜しくも二位だったのは、 @tinymouse_jp さん、 @arfyasu さん、 @youzz さん、 @sasakisasa さん、 @hide621 さんのiPhoneチームでした。

iPhoneチームは全員で協力して「通信対戦型の時限爆弾アプリ」を開発しました。BluetoothでつながったiPhone同士で時限爆弾を回していって、爆発したらアウトというゲームです。バラエティ番組で見たことがある、膨らむ風船を回して破裂したらアウトみたいなのをデジタル化した感じですね。

技術的にはiOSのGameKitというフレームワークを使ってBluetoothでiPhone同士の通信をおこない、その中の1台がサーバーとなってゲームを管理しているということでした。


ユーザー名を入力してゲームに参加


参加中のプレイヤーが各iPhoneに表示されて、そのうち1台に爆弾が表示されています。

今回は完成までいきませんでしたが、「ネットワークでプロフィール画像をやり取りしてアイコン表示する」とか、「加速度センサー使って端末を振ってバクダンを渡す」という機能を追加していずれ公開するそうです。開発の中心になっている@hide621さんは、すでにApp Storeに10本以上アプリをリリースされているので、これもApp Storeで公開されるのかな?
Lapture.net/@hide621さんのブログ

ちなみに、Androidチームのエース@amay077さんとiPhoneチームのエース@hide621さんはともに豊橋からの参加です。二川恐るべし!

3位: HTML5チーム – 「認証UI: Andoroid風のロック解除 / 金庫のダイヤル風」


HTML5チームプレゼン中

最後に惜しくも3位となったのが、 @akisoftware さん、 @jacoyutorius さん、 @katsu2000x さん、 @cherenkov さん、プラス見学組から飛び入り参加のウェブデザイナー @planpot さんのHTML5チームです。

こちらのチームもiPhoneチームと同様にメンバー間で協力しての開発です。「認証UIをHTML5で実現 」というアイデアをもとに、Andoroid風にマトリックスを指でなぞってその軌跡でロックを解除するUIと、金庫のダイヤル風に左右にダイヤルを何回か回してロックを解除するUIをHTML5のキャンバスで実装して発表されました。

AndroidチームやiPhoneチームに比べてハードウェアの機能をフルに使えない点や、認証UIという部品ということで投票的には不利だったと思いますが、機能的にはどちらのUIも完成していましたし、Android風の方は@planpotさんが協力したUIデザインもカッコ良くてレベル高いです。


Androidのロック解除風のログイン画面


指でなぞると軌跡が表示されます。動きもスムーズ!


こちら金庫のダイヤル風。怪盗ゲームとかで使えそう

Android風のロック解除のメイン開発者の@akisoftwareによると、こちらのコードはいずれオープンソースで公開されるそうです。

おまけ「同点決勝」

前述の通り、みんなの投票ではAndroidチームとiPhoneチームが同点となり「同点決勝」をおこなうことになりました。はじめ私が「じゃぁジャンケンで…」とジャンケンで決めようとしたのですが、その時、いつの間にか見学していた @tetsu1969 さんから「ニャーで決めればいいじゃん」というナイスなキラーパスが出ました。同点決勝はケモノカメラに「ニャー」と叫んで猫が出たほうが勝ちに決定です。

先行はiPhoneチーム、エースの@hide621さんがケモノカメラを起動したギャラクシータブにむかって「にゃ〜」とやさしくささやきます。「認識中です」のあとに出た画面は…残念「お前は人間だ!」。

つづいてAndroidチーム、@amay077さんが「ニヤー」と力強く叫びます。「認識中です」のあとに出た画面は…「お前は猫だ!」。ヤッター!開発中に、となりで「ワン」とか「ニャー」とかいってた甲斐がありました。

ということで、最後はドラマチック?な展開で一位が決まった今回のハマッカソン、前回よりこなれてきて運営側も参加側もレベルが一段あがった感じで、個人的には大成功でした。他の人はどうだったのかな?次回は3月前半の予定です。テーマとか要望があればTwitterで @hamackathon まで。


参加者、見学者全員で記念撮影


デモ用に用意したハンディカムとゴリラポッド


忘年会シーズンとぶつかってしまった懇親会はアバンギャルドな配席に

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